柔道ガルリゴス戦判定後の騒動を時系列で紹介!謝罪の本当の理由は?
2024年7月27日に行われた柔道男子60キロ級準々決勝の「永山竜樹vsガルリゴス」の試合。
「待て」がかかったにも関わらず、永山竜樹選手をしめつづけたガルリゴス選手の一本勝ちが騒動の原因になりました。
今回は、ガルリゴス戦判定後に何が起こったのか一連の騒動を時系列で紹介します。
目次
柔道ガルリゴス戦判定後の騒動を時系列で紹介!
2024年7月27日に行われた「永山竜樹選手vsガルリゴス選手」の試合結果が誤審判定だとして問題になりました。
- 7月27日:永山竜樹vsガルリゴスの試合
- 7月27日:ガルリゴスのコーチが地元紙にコメント
- 7月28日朝:ガルリゴスが地元紙に「待て」が聞こえなかったと語る
- 7月28日夜:ガルリゴスがInstagramのコメント欄を閉鎖
- 7月29日夜:永山竜樹とガルリゴスがSNSでコメントを発表
- 7月30日朝:ガルリゴスが永山竜樹のもとに謝罪にくる
7月27日:永山竜樹vsガルリゴスの試合
試合から判定までの流れは以下のとおり。
- 審判が「待て」をかける
- 「待て」が聞こえたので永山選手は力を抜く
- 「待て」がかかった後もガルリゴス選手が6秒間締め技を続ける
- 力を抜いていた永山選手は失神したと勘違いされる
- 審判は永山選手の様子を見て、ガルリゴス選手の一本勝ちとした
- 何が起こったか分からない永山選手
- 永山選手はガルリゴス選手との握手を拒否
- 抗議のため畳から降りなかった永山選手や誤審に対して各国からブーイングの嵐
ガルリゴス選手が締め技を「待て」の後、6秒間締め技を続け永山選手は失神してしまった。
— 永倉政司 nagakura seiji (@uBF2fV1cVQxRjQo) July 28, 2024
「柔道の精神としてよくないし、ルールとして許容できない」と抗議
審判は一切対応せず知らんぷり。柔道はルール破った人が得するスポーツに#永山選手 pic.twitter.com/tNheNs3MuM
審判団は「待て」が誤審だったことを認めましたが、判定が覆ることはなく、永山選手はこの試合で負けてしまいました。
このことから、日本を含む各国のSNSがガルリゴス選手を批判し始めます。
7月27日:ガルリゴスのコーチが地元紙にコメント
スペイン紙『アス』が「日本から批判を受ける」との見出しを出したことが発表されました。
そこでガルリゴス選手のコーチであるキノ・ルイス氏のコメントが紹介されました。
- 「ガルリゴスは不愉快なメッセージを受け取っているが私には理解できない」
- 「批判している人が正しくないと思うし、ガルリゴスを守るつもりだ」
- 「ガルリゴスは合宿で日本によく行くが、もう日本になんか行くなと伝えている」
- 「ガルリゴスがしたことを不名誉なことだと言われているが理解できない」
- 「永山は負け方を知るべきで、正直でいるべき。なぜ永山は握手をしなかった?」
- 「ルールは明確だ。永山は寝ていたじゃないか。」
永山竜樹選手や日本に対して批判的です。
7月28日朝:ガルリゴスが地元紙に「待て」が聞こえなかったと語る
ガルリゴス選手は、スペイン紙『アス』で取材に応じました。
「レフェリーが『待て』を出したのに、音がうるさくて気づかずに続けていた。昔からそうだったし、ルールはみんな同じだよ」
コーチのキノ・ルイス氏も「待て」が聞こえなかったことに対して以下のようにコメント。
- 「審判の声は聞こえなかった。だから何も問題はない。」
このコメントに対してSNSがさらに荒れることになります。
「聞こえなかった」が言い訳で通じるなら、今後誰も「待て」を聞かなくなる。
7月28日夜:ガルリゴスがInstagramのコメント欄を閉鎖
7月28日の午後9時ごろには、ガルリゴス選手が一部のInstagramのコメント欄を閉鎖しました。
ガルリゴス選手のInstagramには2000件以上の批判コメントが寄せられていました。
「恥を知れ」「殺人未遂だ」などのコメントも多くありました。
7月29日夜:永山竜樹とガルリゴスがSNSでコメントを発表
ガルリゴス選手への批判が止まらないことを受け、7月29日には永山選手がコメントを発表。
「ガルリゴス選手への誹謗中傷を控えてほしい」とコメントしました。
今の気持ちです。 pic.twitter.com/KTtNGWLC67
— 永山竜樹 (@Ryuju_60) July 29, 2024
同時刻、ガルリゴス選手も自分の意見をInstagramにのせました。
日本の永山との対戦後に受け取っているコメントのため、自分の考えを述べたい。
競技の間、僕たちは集中しようとしている。
加えて、シャン・ド・マルス会場の雰囲気が審判の声を聞くことを難しくした。
僕は対戦相手を傷つけたいと思ったことは一度もないし、柔道の価値観に反することはもっとしない。
僕はただ自分の意見を述べている。
ありがとう。
7月30日朝:ガルリゴスが永山竜樹のもとに謝罪にくる
7月30日の朝には、ガルリゴス選手が永山竜樹選手にもとに謝罪にいきました。
ガリゴス選手が会いに来てくれました!
— 永山竜樹 (@Ryuju_60) July 29, 2024
彼から謝罪の言葉がありましたが、彼にとっても不本意な結果だったと思います。
オリンピックの舞台で彼と全力で戦えた事を幸せに思います。
誰がなんと言おうと私たちは柔道ファミリーです! pic.twitter.com/QiQFbcXZ4K
永山選手は、ガルリゴス選手の謝罪を受け入れたようですね。
ガルリゴス選手のコーチや、ガルリゴス選手のこれまでの発言を見ていると一体どういう心境の変化があったのか気になるところです。
柔道ガルゴリスの謝罪の本当の理由は?
謝罪の理由については、柔道家として思うところがあって反省しているからだといいですね。
SNSでずっと批判されてきたガルリゴス選手。
永山選手が謝罪を受けたあとのSNSの反応をまとめました。
当事者間ではこれで手打ちなんでしょう。
ただ、ガルリゴス選手の待てを聞かず落としたルール違反の処分、担当した審判の誤審に対する処分は再発防止の観点からもしっかりしてもらわないと困りますよね。
直接謝りに来られるのは良いと思いますし、永山選手がそう言っておられるのなら、外野としてはもうガリゴス選手への批判は致しませぬ。
本当に謝りに来るべきは審判なんだよな…。
今後は、特に審判団の対応がどうなるのかが見られそうですね。
柔道ガルリゴス戦判定後の騒動を時系列で紹介!謝罪の本当の理由は?について|まとめ
今回は、柔道のガルリゴス戦判定後に何が起こったのか一連の騒動を時系列で紹介しました。
「自分に非はない」とコメントしていたガルリゴス選手サイドでしたが、一転して永山竜樹選手に直接謝罪をしました。
同じような誤審がこれ以上でないことを願います。