ブックメーカーの内容や違法になる国は?アメリカで水原一平は何した?
2024年3月21日(木)、大谷翔平選手の通訳である水原一平氏がドジャースから解雇されました。
アメリカのメディアによると、水原氏は違法な「ブックメーカー」に賭けるために多額の借金をつくっていました。
そしてそのブックメーカーに送金するために、大谷選手の銀行口座から約6億7500万円を着服したものと見られています。
ここで私のように疑問に思う人がいるのではないでしょうか?
- そもそも「ブックメーカー」って何?内容は?
- どの国でも違法のものなの?
- 水原一平氏は何したの?
今回はブックメーカーの内容や、各国においてどのような扱いをされているのかについて主に調査しました。
また水原一平氏がアメリカで何したのかもあわせて紹介します。
目次
ブックメーカーの内容は?違法性についても紹介
ブックメーカーとは、様々なものにお金を賭けることができる海外のサイトのことです。
「スポーツベッティング」とも呼ばれる賭博の一種です。
ブックメーカーの歴史は古く、もとは18世紀のイギリス競馬場で始まったそうです。
ブックメーカーの対象例を紹介
ブックメーカーはスポーツの勝敗に限らず、様々な分野を賭博の対象としています。
- アメリカの大統領選挙の結果
- アカデミー賞の授賞者
- ノーベル賞の受賞者
- 映画の主人公を演じる役者
- ロイヤルベビーの名前
- クリスマスに雪が降るかどうか
これだけ多くの掛けの対象があると、自分の興味がある分野で勝負することができますね。
また、ブックメーカーは宝くじなどの他のギャンブルより、圧倒的還元率が高いことも特徴だそうです。
ブックメーカーが違法とされる国は?
ブックメーカーが違法かどうかは、それぞれの国の法律によって異なります。
ちなみに、日本はブックメーカーを規制する法律は今のところありません。
発祥の地イギリスでは、政府公認のライセンスを取得すれば合法です。
では今回問題となったアメリカではどうなのかを説明しますね
ブックメーカーはアメリカでは違法?水原一平通訳は何した?
BBCニュース – 大谷選手の通訳の水原一平氏、米ドジャースが解雇 窃盗疑惑の報道後https://t.co/ZXBf3uBz48
— BBC News Japan (@bbcnewsjapan) March 21, 2024
アメリカではラスベガスのあるネバダ州以外でのブックメーカーを認めてきませんでした。
しかし、2018年に米最高裁は、全米の州でブックメーカーの解禁を認める判断を下しました。
これによって、ブックメーカーが合法か違法かは各州が決めることになりました。
2018年といえば、水原氏が大谷選手のエンゼルスに移籍にあわせて一緒に渡米した年ですね。
ドジャースの本拠地カリフォルニア州でのブックメーカーを解説
現在では全米50州のうち40州近くがブックメーカーを合法化しています。
しかし、大谷選手と水原氏が生活するカリフォルニア州ではブックメーカーは違法です。
アメリカ国内でも、各州によってブックメーカーの法律は大きく異なります。
賭けの対象やなどにも様々な制限があるようなので、州の法律をきちんと把握する必要があります。
水原氏が違法ブックメーカーを使用していると分かったのはなぜ?
水原氏の違法ブックメーカーとの関わりは、FBIの捜査の中で判明しました。
FBIは南カリフォルニアのブックメーカーを運営するマシュー・ボウヤー氏を捜査していました。
捜査の中で、大谷選手の銀行口座からボウヤー氏の関係者に複数回に分けて送金されていることが確認されました。
水原氏は2021年にボウヤー氏とポーカーゲームの会場で知り合い、そこからブックメーカーを始めたと見られています。
まとめ
今回は、ブックメーカーの内容や、違法になる国、水原一平氏が何したか、について調査しました。
内容は、スポーツだけでなく何でも賭け事の対象になっていましたね。
アメリカでは広まりつつあるブックメーカーですが、水原一平氏のように州によっては違法であることも分かりました。
今後の動向に注目していきたいと思います。